「foodskole」でできること
「foodskole」は、「食」と主体的に対峙するための場にしたいと考えています。消費財としての「食べもの」ではなく、「食べもの」の周辺には様々な事象が含まれています。何を、誰と、どこで、どのように食べるのか。いくつかある選択肢の回答を誰かに委ねてはいないでしょうか。自分と「食べもの」との関係をもう一度舫い直しすることが必要なのかもしれません。
例えば料理教室に通うことも、「食」を学ぶことに含まれます。しかし、「foodskole」では学ぶ領域を変えて、これまでにない新しい「食」を学ぶ場にしようと考えています。何か特別なスキルを身につけるというよりは、答えのないテーマに関して、自分なりの落とし所をみつける。インプットとアウトプットを繰り返しながら、興味ある分野を中心に関連領域を広げて、これからの生き方に直結するような生涯学習の場を目指します。
国連の予測では80年後の2100年には人口ピークを迎えて、地球の人口は109億人になるそうです。それだけのヒトに必要な食べものを環境負荷ゼロで確保することは、おそらくできません。それを自覚し地球で暮らしていくには、ヒトは食のリテラシーを持たなければなりません。これは地球に対する「最低限のマナー」なんだと思います。
「食」を学び始めたいと思っている方、これまで学んできてより探求したい方、一緒に取り組む仲間を探している方など、動機は人それぞれになると思います。ぜひ「foodskole」で私たちと一緒に「食」について学んでみませんか。
「foodskole」のおおまかな構成は、①通常授業、②学校現場での教育活動、③研究&コミュニケーションの3つです。
①通常授業では、「食」にまつわる様々なテーマを講師と生徒みんなで学びます。学校全体においても中心になるこの「通常授業」は、以下のカリキュラム編成を予定しています。
【Basicカリキュラム】毎月2回の講師による授業+毎月2回のゼミ ※約6ヶ月を1期間とします
【Openカリキュラム】単発授業やオプション授業
②学校現場での教育活動では、小学校や中学校、高等学校、大学等と連携し、「食」に関わる出張授業やカリキュラム設計のアドバイス、講演等を行っていきます。
③研究&コミュニケーションにおいては、商品の開発や販売、事業開発、飲食店経営、調査研究などを行い、その実践での学びを世の中にも発信していきます。またみなさんと野菜など作物を育てたり、市場などへの社会科見学、各地域への修学旅行、入学式や卒業式、部活、文化祭など、「食」をテーマとした学校行事を企画し、「食」を学び合う仲間とのコミュニケーションがとれる場をつくります。